SS-IoT 事例1
概要
- 単層のインフレーションフィルム成形機の生産自動化後に設備の見える化をSS-IoTで実現
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1.設備のリアルタイム監視
- SS-IoT導入前の問題点
- ①作業者が1人で複数の成形機を監視する必要があり、フィルムが1本巻き上がる予想時間がタッチパネルに表示されるが予想時間も目安なため、巻き上がるまでに何度か見回りにいく必要があった。
- ②各成形機が作業者から見える場所にないため、異常が発生していてもすぐに停止する事ができずに生産ロスがでる事が多々あった。
- SS-IoT導入効果
- ①SS-IoTでスマートフォンやPCで設備の状態をリアルタイムに閲覧できる画面を作成した。これにより作業者がスマートフォンから設備をモニタできるため、見回りの回数を減らす事ができた。
- ②今回導入した成形機からは、異常時に担当者にメール通知するようにした。これにより、異常が発生してもすぐに成型機に行く事ができるようになったため生産ロスが減少した。
2.予約入力
- SS-IoT導入前の問題点
- ・タッチパネルで予約入力は5件まで行えるが、生産変更があった場合、現場のタッチパネルで入力する必要があった。
- SS-IoT導入効果
- ・SS-IoTで作業者がスマートフォンやPCから予約入力できる画面を作成した。これによりどこからでも予約入力ができるようになり、生産変更がスムーズに行えるようになった。
3. ロスの見える化
- SS-IoT導入前の問題点
- ①ロスは原料投入量-生産量で管理をしており、ロスが出る原因を区別できていなかった。
- ②見える化をするにはパソコン/サーバーシステムが必要なため、導入コストが高価になる。
- SS-IoT導入効果
- ①ラダーを改修してロスがでる原因を区別できるようにして、SS-IoTでロスの見える化を実現した事により、ロスを減らすために注力する点がわかりやすくなった。
- ②SS-IoTを採用する事によりパソコン/サーバーシステムを導入する必要がないため、導入コストを大幅に削減できた。